◆債務整理(過払金請求)
約460万円の借金がなくなり、約365万円の過払金をほぼ100%回収
依頼者の方は、消費者金融業者・信販会社合計5社に対し、契約内容通りあれば、合計約460万円の借金があり、毎月約15万円もの金額を返済しなければならず、借りては返すの自転車操業状態に陥り、当事務所を訪れました。
完済して借金のなかった期間を含め、長いところで約20年間の取引がありました。
全ての業者から、依頼者の借入・返済に関する全ての取引経過を出させて、利息制限法に従い、再計算しました。
1社は、契約内容どおりであれば150万円近くの借金だったものが、約45万円の借金という結果でした。
他の4社は、いずれも、借金があるどころか、払い過ぎ(過払い)でした。
当然、過払いとなっている4社に対し、過払金返還請求をしました。
しかしながら、どの業者からも、大幅な減額を求められ、話にならないので、過払金返還請求の裁判を起こしました。
裁判を起こした後、1社とは、当方の請求金額満額で、和解できました。
もう1社とは、請求金額の千円台のみ減額するということで、和解できました。
しかしながら、残り2社は、裁判に至っても、大幅な減額を求める姿勢が変わらないため、判決となり、日数は要しましたが、結局、判決どおりの満額の支払いを受けました。
借金の残っている業者に対しては、債務整理の依頼を受けてから、和解をして一括返済するまでの半年以上、一切返済していませんでしたが、利息や遅延損害金を一切上乗せすることなく、利息制限法により再計算した残元金約45万円のみを、一括返済するということで、和解することができました。
業者名
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受任前の借金
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解決額
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解決内容
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P 社
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150万円
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45万円
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利息制限法上の残元金のみ返済
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T 社
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35万円
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−150万円
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判決どおり満額回収
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A 社
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150万円
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−145万円
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千円台カットで和解
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L 社
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45万円
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−60万円
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判決どおり満額回収
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M 社
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80万円
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−10万円
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請求金額満額で和解
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合 計
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460万円
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−320万円
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(注:金額は5万円刻みで表示しています)
業者側も、年々、経営状況が悪化しており、抵抗が激しくなってきている中、安易な妥協はしない姿勢を貫いたため、受任から全面解決まで、1年近くを要しました。
しかしながら、結果的に、当事務所の報酬基準どおりの報酬をいただいた上で、200万円以上の金額を、依頼者にお返しすることができました。
当事務所では、依頼者に対し、契約内容どおりの借金の金額と、最終的に解決した金額を説明するだけでなく、利息制限法により再計算した金額と、最終的に解決した金額との差異も、きちんと説明することにしています。
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